日田商工会議所 会頭 十時康裕


目を外に向けよう!




日田商工会議所
会頭 十時 康裕

平素より商工会議所活動に、ご支援ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 昨年7月には豪雨水害が発生し、115の会員事業所が被災し約4億円の被害が発生しました。被害を受けた事業所、皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、商工会議所は全力を挙げて皆様の復旧・復興に取り組んでおりますので、お困りのことがありましたら何なりと相談窓口にお越しいただければと思います。

 私は一昨年11月に会頭就任し、1年が過ぎました。就任当初に、
①経営指導の充実、
②交流人口の取り込み、
③元気の輪を広げる、
④ネットを利用してマーケットを広く捉える、
の四つの方針を掲げ、1年間活動してまいりました。
 新年の年頭にあたり1年間の活動を総括して、今年の活動につなげたいと思います。

 『経営指導の充実』
につきましては、商工会議所の5名の経営指導員が各種相談に対応しております。特に今問題となっているのが後継者問題です。商工会議所は、大分県事業引継ぎ支援センターと連携しこの問題に取り組んでいます。毎月定例相談日を設け、支援センター相談員にも対応していただいておりますので、困っておられる事業者の方は是非相談にお越しください。

 『交流人口の取り組み』
につきましては、日田地域には沢山の歴史・文化遺産がありますが、充分活用されていないように感じます。本当にもったいない事だと思います。一昨年、「日田祗園の曳山行事がユネスコの無形文化遺産に登録されました。現在、日田祗園山鉾の集団顔見世を木曜日に開催していますが、平日開催でもあり多くの観光客を呼び込めていません。これを週末開催となれば、多くの観光客を呼び込めるのではないかと考えております。昨年5月福岡市で開催された九州管内で同じく無形文化遺産に登録された5都市の山が勢ぞろいしたイベントでは、日田の祇園山鉾が多くの人に感動を与えました。現在、日田祇園山鉾は各町内ごとに維持・運営を行っておりますが、今後人口の減少や高齢化などを考えますと、将来的には日田市全体で維持していくことも必要ではないでしょうか。

 昨年10月、岐阜県高山市に商工会議所議員で、視察に行きました。高山市は全市を挙げて観光に取り組んでおり、日田市も大いに見習わなければならないと感じました。江戸時代に全国4ケ所しかなかった郡代役所が現在の日田市と高山市に置かれ、高山市には立派な陣屋が復元され観光の目玉になっていますが、日田市には残っていません。日田市にも陣屋の復元ができればと希望を持っています。とても簡単なことではありませんが、時間をかけて日田観光の中核となりうる陣屋を復活させたいものです。

 『元気の輪を広げる』
につきましては、日田市内にも元気な企業がたくさんあります。元気な企業には日田市の経済活動に積極的に参加してもらい活動を活性化したいと思います。商工会議所は、毎月役員会を開催していますが、元気企業の中山化成㈲様、㈱ティーアンドエス様、日本フォレスト㈱様、㈱OTOGINO様に講話をいただきました。日田市内に若い人が働ける職場づくり、定着していけるようにしたいものです。

 『ネットを利用してマーケットを広く捉える』
につきましては、現在日田市の人口は、約6万7千人ですが日田市出身者で日田市以外にも多くの方が住んでいます。この方々をネットで結べばトータル10万人超の人口になると思います。ネットを使って情報発信をし、それとともに物産・製品を売り込めばマーケットを拡大できると思います。また、日田市にはオンリーワンの商品がたくさんあります。これをEコマースで市外に売り込めば販売を拡大できるチャンスがあります。「目を外に向けて」マーケットを広く捉え、多くの人に売り込むことが大切です。

 商工会議所の使命は、地域経済そして会員事業所を元気にすることです。皆様にとって身近な商工会議所でありたいと思っておりますので、気軽に相談へお越しください。経営指導員がご相談に対応致します。皆様と一緒に日田市を元気にしていきますので、一層のご支援と・ご協力をお願い申し上げます。

 今年が市民の皆様にとりまして素晴らしい年でありますことをご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。